カメリアのうぐいすパンはデカい!
元々はほかのアンパンたちと同じで、ごく普通の大きさだった。
カメリアでは、菓子パンの乾燥を防ぐために一つずつ袋に入れている。
ある日自宅に持ち帰った日のこと。
当時存命だった姑がこうつぶやいた。
「小せえパンだなぁ~😒」
思わず漏らした言葉を、嫁の私は聞き漏らさなかった。
うぐいすパンは、緑のキレイな餡とパン生地が混じり合っている。
この絶妙な色の配色が職人の腕の見せどころで、テキトーにやると
せっかくの緑が埋もれてしまう。
あんを包んでから、綿棒で伸ばす。
インド料理の「ナン」状態になったそれを二つ折りにして、今度はスパッと3回切り込みを入れる。
広げたらクルっと結ぶ。
醗酵の後ふっくら焼き上げるのだが、どうしても時間の経過とともに、ペシャンコになりがち。
特に袋入れしたうぐいすパンは、たしかに少し小さくなったように見えてしまう。
あんこが多いので、生地が重さに耐えられないようだ。
姑の「小せぇ」発言を聞いてしまった翌日、嫁の私は決意した。
よーし、大きく作って姑を見返してやる!
この日から1,5倍のパン生地、これでもかっ!というくらいのあんこを増量したうぐいすパンが誕生した。
今だから明かすうぐいすパンが大きいワケは、嫁姑問題から生まれたのです。
今は亡きお義母さん、おかげでよく売れてます。