まだまだ暑い8月末、パン材料の営業さんから「秋のクリーム」の紹介チラシが手渡された。
秋の味覚といえば、栗・さつま芋などを使った餡やクリームなどが。メーカーから発売される。
ほう、もうそういう時期か、、、猛暑続きとはいえもうすぐ9月。季節先取りの営業は既に始まっている。
パン屋はこんな時に秋を感じている。
そういえばスーパーの入り口付近ではキノコご飯の素や鍋つゆまで並んでいたっけ。
さぁて秋のパン、秋のパン、と頭の中で昨年のパン棚を思い出してみる。
ウン!やっぱりコレだ!
形は栗を連想させる正にくり形のパン。
中には栗あんとモンブランクリームの2種類を包み、「甘栗」を一個忍ばせる。
ギュッと包んで上の方を尖らせ、逆に下の方はボテッと太らせる。
さらに底辺には少し水をつけて「ケシの実」を押し付ける。
発酵後、卵を塗りオーブンへ。
ツヤツヤの栗パンに仕上げるには、照り卵後少し表面を乾かすのが肝心だ。
栗の姿を模した絶品の「栗パン」はこうして完成する・・・とココまで頭でイメージ出来るのは、もうかれこれ20年くらい作り続けているから。
さっそく材料の手配をする。
季節限定の「栗パン」今年はぜひ味わってほしい。
(ちなみにケシの実は、あんパンの真ん中に付けるゴマみたいなつぶつぶのアレです)