地球が壊れていく?酷暑に思うこと

食パンが焼きあがった!

200度越えのオーブンから熱々のパンを取り出す。真夏のパン屋は・・・辛い。

45年前の真夏のこと、新聞の一面のタイトルはその夏の異常な暑さを伝えていた。

「一週間連日30度越え!」

私は初産のため親の世話になりながら実家で過ごしていた。家の裏は1キロ先まで田園が広がり、家中の窓を開ければ風が通り抜ける。もちろんクーラーなどいらない。それでもその夏はとても暑かった。

ちなみに今日の最高気温は35度。ニュースでは連日猛暑日の連続記録を伸ばし続けていることを伝えている。せめて30度くらいになればちょと安心するのに・・・などと思うのだから人間慣れるものだなあと感心する。地球温暖化が確実に進んでいることは誰の目にも明らかだが、たった45年でこれほど気温上昇が進むとは本当に心配になる。

パン屋の私が出来ること。

それは「食品ロスを減らす」

たくさん作って大量廃棄することを辞めた。

30年近くパン屋をやってきたが、かつては閉店後に売れ残りパンを大量に捨てていたこともある。

材料費高騰の今、もったいなくてそんなことは出来ない。やらない。作り過ぎない事は大事だと思っている。

ちなみに真夏に生まれた息子はすっかりオッサンになったが、ものすごく暑さに強くて、高温のオーブンの前でも平気な顔でパンを焼いている。